初蝉、長回しの夢、映画みたい

7月3日、今年はじめての蝉の声を聞いた。梅雨を通り越して夏日が続いているから...。

アメリカでは17年蝉（seventeen year locust）の発生が話題になっている。
捕食者から逃れるために、素数13、17（年）の周期で発生するようになったという
13年蝉と17年蝉のグループがあるそうだ。
日本の蝉とくらべて、ずいぶん長く地中にいる。
17年蝉は、17年間1つの長い夢を見るのか、
それとも17年の間に短い夢をいくつか見て時を過ごすのか、
映画の長回し（1つの長い夢）と
複数カットで構成されたシーン（短い夢いくつか）との違いみたい。
小鳥や犬猫は夢を見るらしいとわかっているそうだが
昆虫は実際夢を見るのだろうか...。

8月第2週
先週末くらいから朝はつくつくぼうしの声を聞くようになった。
暦の上では立秋、でもじっさいは盛夏のただ中にいる。
ただ、法師蝉（つくつくぼうし）は秋の季語だそう。
たしかに夜風は秋の肌触り。
朝4時半くらいから鳴きはじめる蝉もいて、声が近いのにおどろく。
しばらく聞いていると
つくつくぼうしをくりかえして、最後はジーッとfaded away（沁みいるよう）。
つくつくぼうしは、筑紫恋しで「つくしこいし」とも呼ぶそう。
夢路いとし・喜味こいし、みたいな...
生まれるときはうす緑色の翅だったのに
日焼けしたみたいに濃い茶色。

2003年記。

to be continued...!?

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